話題の・・・

気になるけど隣に言う人も無し。なのでここに書き、そして泣く。

日本学生支援機構の奨学金、わたしの愚痴、どうしてそうなるの・・・

このページを見てくれてありがとうございます。

いつもは気になったことを自己満足で適当に書いているだけのブログですが、今日は愚痴を書きます。

見ていただくかたによってはお見苦しい内容なのでページを閉じていただいて構いません。本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

愚痴を書きます。

 

 

 

日本学生支援機構奨学金についてです。

 

これは大学に進学をするための奨学金、つまり借金です。

この制度には高校三年生の時点で申し込みができます。

借金なのですがこれを受けることができれば、さまざまな事情で家庭にお金に余裕の無い学生でも大学へ進学することができます。

 

 

 

わたしには姪っ子がいます。

 

家庭は諸事情があり片親で、わずかな収入で祖父母を支えながら生活しています。

 

そんな家庭環境のなかでも姪っ子は勉強が良くできる子で、国公立への進学も目指せる位置にいます。

しかし、片親でしかも田舎でのパート生活では貯金など全くできません。

計算してみると姪っ子の目指す大学では月にならすと5万円は必要で、どう頑張っても支払いが難しい状態でした。

 

わたしも少しずつなら援助が可能なのですが、4年間のことを考えると・・・足りない分があります。

 

姪っ子は優しい子で、進学しなくても働くから大丈夫、と言うようになっていきました。

本当は勉強したい専門分野、夢があって、だからこそ毎日必死に勉強しているのだろうに。

 

 

自分で勉強して、努力して、合格したなら、大学に行かせてやりたい。

 

 

 

何か方法が無いか?

 

と思って調べた結果、奨学金の制度のことを知った次第です。

 

 

 

 

 

 

 

問題はここからで。

 

奨学金の申し込みは、各高校で行うことになっています。

姪っ子の高校では事前に申し込み書類などを貰い、希望者への全体説明があります。

その後内容のチェックを受けてはじめて、申し込みを行うことができるのですが・・・

 

 

説明会の日の夜、姪っ子が、

「やっぱり就職するよ」

と、言いだした。

 

 

どういう説明を受けたの?

と資料を見せてもらうと

 

説明書、1枚目の書き出しでビックリした。

___________

日本学生支援機構」の奨学金は、将来、返済義務が重くのしかかる「貸与」奨学金制度ではありますが、それでも申し込み希望のある生徒は、以下手続きを進めてください。

・・・・

___________

 

この資料を見せ、先生が高校生にする説明も以下のようなものだったと。

「これは借金だ。貰えるものじゃない。それでもどうしても借金するなら、親にもきちんと相談して、判断してもらいなさい。」

 

 

 

・・・

 

 

姪っ子によれば奨学金希望者は10名ほどいたらしく、

仲間意識もできたことで

大学進学できるかも・・・と、希望に満ち始めていたのに

姪っ子、そして仲間もこの経緯にはすっかりビビってしまって。

 

 

 

何だか自分達が、

とんでもなく悪いことをしている、

恥ずかしいことをしている、

そんな気になったようで。

 

 

 

奨学金はやめる、やっぱり働く、皆もそう言ってた」

と。

 

涙をいっぱい溜めて、家族にそう話した。

 

 

 

 

 

 

 

どう思います?

 

 

 

家族のこと、姪っ子のことだから感情的になっている部分もあります。

そして確かに奨学金は借金だし、将来働いて返すものなのに返さない人がたくさんいて問題になっていることも事実。

 

 

 

でも、でも。

 

「お前らこれは借金だからな!」

「どうしても、と言うなら取り扱ってやるけどな!」

 

なんて・・・

 

 

今必死に未来を掴もうとしている高校生

今希望を掴みかけている高校生

に言うことなんですか???

 

 

 

お金を返さない問題があるなら

社会人になって返していない本人に言えよ!!!!

って思います。

 

よしんば脅しをかけるなら

まずは親を集めて親に言えよ!!!

 

って思います。

 

 

 

なんで何の罪も無い高校生に言うのか!!!!

 

 

 

わたしは悔しいです。

 

「貧乏人は大学行くんじゃねーよ」

そう言われているようで。

しかも、高校生本人に、です。

 

 

 

 

 

 

わたし、姪っ子に言ったんです。

 

奨学金は、社会人になってからお金を返すんだけど、ちゃんと返さない人がいて問題になっているんだよ。

でも、○○ちゃんはそんなことしないよね。

 

大切なのは、そこじゃない。

 

奨学金は、素晴らしいんだよ。

奨学金受けて勉強して、真面目に人生を切り開いた人は一杯いるんだよ。

 

何にも、恥ずかしいことじゃない。

何にも、やましいことじゃない。

自分の力で大学にいく。

むしろ、立派なことなんだ。

そうでしょ?

 

○○ちゃんの人生の先輩は、

国会議員にも農家にも、コンビニで働く人も工場で働く人も、一杯いるんだよ。

 

皆、真面目に頑張って大学に進学して、そして立派に社会人として頑張ってるんだ。

真面目にやっていれば絶対いいことある。

大学、行きたいんだろ?

大丈夫、絶対行けるから。

ね、頑張ろうね? 」

 

って話した。

 

 

 

 

でも、話の途中から姪っ子が泣くもんだから

わたしも泣けてきて。

 

 

なんだか、何言ってんだかわからなくて。

暫く泣いたことなんてなかったけど

涙が止まらなくて。

 

 

 

 

 

悲しいと言うより・・・

悔しくて。

ほんと、悔しくて。

 

 

「金が無いなら大学行くな」

そういうことで傷付いた

18歳の女の子の心

その心が痛いほど伝わってきて

 

悔しくて、悔しくて、涙が止まらなかった。

 

 

 

 

お金があっても毎日を怠惰に、生きている人もいる。

お金が無くても毎日を真面目に働いて、生きている人もいる。

 勿論、その逆だってある。

 

 

金持ちだって貧乏人だって千差万別でしょう?

その人生の尊さに、価値の差なんてありますか?

 

そして少なくともこの奨学金

その尊さをお金で失うことが無いように

若い命が自分の力で未来を切り開くために

作られているものでしょう?

違いますか?

 

 

 

奨学金を返さない問題がある。

社会問題になっている。

だから、受けようとする家庭の親や親族にクギを差すのは、あっていいと思います。

 

 

 

でも、

受けようとする本人

未来を切り開こうとする本人

それでも不安でたまらない本人

その高校生本人にクギを差す言い方はやめてほしい。

 

お願いだから。。。

 

 

お金が無くたって、進学したいなら道はある。

そうして道を切り開いた先輩は、たくさんいる。

家にお金が無いことを恥ずかしがる必要なんて、無い。

進学したいなら、頑張りなさい。

 

あなたの未来は夢と希望に満ち溢れている。

 一生懸命頑張ったら、道はできる。

未来を、切り開いていこう。

大丈夫だよ。

 

 

高校生にはそういう姿勢で、向き合ってほしい。

 

お願いだから。

お願いだから。

 

お願いします。。。

 

 

・・・

 

 

 

 

きっとこの光景は、全国の高校で再現されているのだと思います。

 

真面目な生徒ほど、この経緯で進学の道をあきらめているはずです。

 

わたしにはそれが、悲しくて仕方ない。

 

 

お金が無くたって大丈夫!

頑張れば道はある!

未来は、夢と希望に満ち溢れている!

 

傍にいる大人がそう言ってあげなくて、誰が言うんですか・・・

 

 

 

 

 

姪っ子がこのショックから立ち直り

自らの能力を生かし努力して、

行きたい大学に合格し、進学してくれることを

心から願っています。

勿論努力して、合格するのは自分次第だけど。

 

目指したいのに、諦めて欲しくない。

 

 

今は奨学金よりも、心のケアが問題になってしまった。

 

でも、立ち直って欲しい。

このショックで奨学金に申し込まなくたって

わたし達大人がどれほど借金したって

絶対行かせてみせるから。

 

 

・・・

 

 

 

長々と愚痴を書いてしまい、本当にすみません。

本当は学校にモノ申すべきかもしれません。

でもそんなことをすれば、姪っ子が目の敵にされるに決まっています。

だからできません。

情けないですが、これ以上、姪っ子の心の傷付く可能性のあることはできなくて。

 

読んでいただけたかたがいたなら、本当に嬉しいです、

本当に本当に、ありがとうございます。

 

 

 

最後にもう一度

 

きっとこの光景は、全国の高校で再現されているのだと思っています。

真面目な生徒ほど、この経緯で進学の道をあきらめているはずです。

 

 

わたしにはそれが、悲しくて仕方ない。

 

お金が無くたって大丈夫!

頑張れば道はある!

 

傍にいる大人がそう言ってあげなくて、誰が言うんですか。

 

 

真面目に頑張る高校生に、光あれ。

大学、専門学校、就職。

 

どんな未来でも

等しく尊く

 

どんな未来でも

本人が望むなら安心してそこを目指せるような

そんな世の中に、なりますように。

そんな大人に、近づいていけますように。

 

 

心をこめて。